令和５年３月9日（木）に、「2022年度ダイバーシティ推進共同研究表彰制度表彰式」を行いました。

＜ダイバーシティ推進共同研究表彰制度＞
ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業の一環として実施されるダイバーシティ推進共同研究制度を利用し、四国地域全体の女性研究者の研究力強化に特に貢献した女性研究者を顕彰し、優れた研究成果の持続的創出と女性研究者のさらなる活躍を推進することを目的として表彰するものです。

今年度は、ダイバーシティ推進共同研究制度において優れた業績をあげ、四国の女性研究者を牽引し、その研究力強化に貢献したとして、社会共創学部の李賢映准教授に、女性未来育成センター（現：ジェンダー協働推進センター）の鈴木靜センター長から表彰状が授与されました。

李准教授は、ダイバーシティ推進共同研究の代表研究者として、「自治体の廃食用油リサイクル現状の比較分析」の研究課題のもと、多くの自治体が課題を抱えている廃食用油の利活用について、企業間及び企業と市民社会間の協働が順調に進み、リサイクル事業が拡大している事例などを調査するとともに、自治体の廃食用油リサイクル現状を比較分析することを目的とし、研究に取り組まれています。

本研究により、循環型経済構築における行政の役割を廃食用油リサイクルの現状から分析し、リサイクルの加速化に必要な実践的・科学的な知見を得るとともに、環境ガバナンスにおける協働やその際の自治体の役割の議論の発展に寄与することが期待されています。