令和5年12月14日（木）、愛媛大学ダイバーシティ推進本部の主催による「無意識のバイアスに関する研修会」をオンラインで開催し、本学の管理職職員等約150名が受講しました。

「無意識のバイアス」とは、様々な環境・集団から影響を受けて、無意識のうちに刷り込まれた価値観の偏りのことを指します。本研修会は、自身や自身が所属する組織の中に潜む「無意識のバイアス」に気づき、多様性が尊重される大学組織をつくるためには何をすればよいのか、ジェンダー平等に焦点を当てて考えることを目的に開催したものです。

研修会では、仁科弘重学長（ダイバーシティ推進本部長）から開会の挨拶の後、京都大学名誉教授で、特に科学技術分野における「無意識のバイアス」についての啓発活動に取り組まれている裏出令子氏から、「大学でジェンダーダイバーシティを妨げる無意識のバイアスとは」と題してご講演いただきました。

誰もが無意識のバイアスを持っているけれど、そのことに気づくことが困難であり、簡単に克服できないものであるという紹介があり、人材の採用・育成・登用に潜む無意識のバイアスについて、その克服方法についてもお話いただきました。

なお、本研修会は本学の管理職職員の受講を必須としており、当日参加できなかった場合は、後日、録画視聴により受講することとしています。本学では、引き続き様々な取組によってダイバーシティをより一層推進してまいります。

ご講演される京都大学 裏出令子氏